Scale Generator
超空間におけるスケーリングを変更すことにより、空間を有効活用する。
例1
1エーカーの土地のスケーリングを10エーカーに拡大する。外部の空間に対しては1エーカーしかないが、内部は10エーカーの広さを持つ。その変化は自然であり、特に意識されない。
外部空間からも10エーカーと観測される。
例2
土地の活用
大土地所有者
空間を拡大して、多くの土地を貸し出すことにより、地代収入を増やすことが可能。
外部からは拡大されたスケールで認識される。
借地農民
借地の耕作面積を広げるとともに、地代を少なく納めることにより、利益率は向上する。
外部からは実スケールで認識される。
1エーカーの土地を1ポンドで借りている借地農が、耕作面積を拡大して10エーカーとすることにより、1ポンドで10エーカーを借りていることになる。
借地農が、この装置を持てるかという問題もあるが、実際には資本家的借地農と呼ばれる大規模借地農により経営されている。
この場合、実際の土地所有者も容認している場合も多い。
土地所有者においては、課税評価の際に土地を狭く見せることができる。
例3
3次元構造において、見かけ以上の体積を持つことが可能。
一辺が10メートルである立方体の体積は1,000立方メートルであるが、スケーリング調整によりそれ以上の体積をもつことができる。内部を20メートルの立方体空間に設定すれば、その体積は8,000立方メートルとなり、底面積も100平方メートルから、400平方メートルとなる。
外部と内部のスケーリングを調整することにより、外部からは実スケールで認識される。
飛行船の気嚢に使用することにより、より多くの浮力を得ることができる。また、スケール調整により浮力の調整も可能となる。
例4
巨石構造物
巨石構造物はScale Generator が使用された空間の残滓である。
本来のサイズは小さいが、巨大化させられた。
意図的に大きくなった
調整の失敗により巨大化した。
巨大化の意図なし
例5
釈迦の掌の上の孫悟空
暴れ者の孫悟空が、お釈迦様の前で世界広しと暴れまわったが、その空間はお釈迦様の掌の上だった。超時空体におけるユニバースとは、そのような存在かもしれない。 例6
針の先で天使は何人踊れるか
針の先の空間を無限に拡張することにより、天使が何人でも踊ることができる。